赤ちゃんやママが口にする食べ物や、家族の健康に気をつかいたいと考える方が増えてきたように思います。
そんなママの気持ちを全面的にバックアップしてくれる産婦人科が、沖縄市にある『ゆいクリニック』です。
今回は、こちらで出産した経験があるママにお話しを聞くことができました。
彼女は心も体も健康であるために、食について学び日常を楽しむAOIFARM(あおいファーム)のもえこさんです。
ゆいクリニックを選んだ決め手や、経産婦さんなので1人目と比べてどうだったのか、
出産費用や沖縄本島の滞在についても詳しく教えてくれました^^
とても貴重な体験談です。ぜひ最後まで読んでくださいね。
- 東京都出身
- 30代(2024年現在)
- 2人目の妊娠中(7カ月)で岡山から久米島へ移住
- 沖縄市のゆいクリニックで2人目を出産
- 個人でAOIFARMを立ち上げ、アダンと月桃で帽子や装飾品を編みつつ、ISLANDHONEYでは100%ナチュラルな久米島産はちみつをつくる、自然と健康と動物を愛し、ゆる無添加生活を楽しむママ
Contents
ゆいクリニックを選んだ決め手
戦前の妊婦さんは畑をしながら産気づいて、自分で取り上げていました。私はそれを学んで知り共鳴したんです。
その知識も気持ちも分かってくれる、ナチュラルなスタイルの産院を探してここだと思い決めました。
移住前は岡山に住んでいましたが、大雨などで浸水し被災してしまい、そのタイミングで2人目を妊娠したので産院を探しました。
ただ上の子の出産の経験から、今回の出産はより自分が大切にしたいことを叶えたいという想いが強かったですね。
そして、健康や食についてもこだわっていたので、ここではそれが叶うと思ったんです。
畳での分娩でしっかりと踏ん張れること、分娩ではいちばん楽な体勢を自由にとらせてくれること、カンガルーケアをしっかりとさせてくれること、産後はすぐに赤ちゃんと同室が叶うことなども決め手になりました。
1人目の出産の経験から感じたこと
1人目の子は内地の産婦人科で出産しましたが、言われるがままに進んでいきました。
分娩台の上では思うように踏ん張れなかったことや、陣痛促進剤をうたれたこと、自分が望んでいないことがいつの間にかどんどん行われていくような感じがしました。
カンガルーケアももっとゆっくりしたかったのに、10分くらいしかさせてもらえなかったんです。
検査内容もペーパー上でしか引き継がれなくて、初めましての助産師さんが多かったように思います。
すべての産婦人科がそうであるわけではなく、あくまでも個人の体験から感じたひとつの意見として聞いてもらえたらうれしいです。
ゆいクリニックへの妊婦健診の移動手段
自分の車を使って移動していました。
モノレールがあるエリアではないので、車がないと家にこもりきりになる可能性がありそうですね。
ここを選ぶ方は、車を持っていくことをおすすめします。
ゆいクリニックの妊婦健診はどんなことをしましたか?
妊婦健診では食事記録を提出します。
あるとき私の提出した記録を見て先生が…
「生野菜を食べてほしいの。わかる?煮物とか、すっごくいいんだけど、やっぱり生野菜が足りないの。でね、ピクルスのレシピかんたんだから、入れておくから。これ毎食!」
そんな親身にアドバイスをくれる素敵な先生でした^^
ゆいクリニックの目の前にマ〇クがあるんですが、もしマ〇クなんて食べた日には…その後はご想像にお任せします。
産後貧血気味でしたが、鉄材を飲みたくなかった私に、フルーツから摂れるサプリを処方してくれたんです。
Floradix(フロラディックス)という液体サプリで安心して摂れました。口に入っても安全な食材から、鉄分をしっかり摂れるのがなによりうれしいですよね。
気になる方はぜひ試してみてください。飲みやすいですよ♡
Amazon・楽天にも取り扱いがありますよ。
沖縄本島の民泊はどこから情報を仕入れましたか?
Airbnb(エアビーアンドビー)というアプリを使って、恩納村にある長期滞在ができる民泊を探しました。
臨月に入って久米島を離れて恩納村の民泊に住みましたが、長期で予約すると割引があったことが大きなポイントですね。
約1カ月家族で滞在し、岡山から母に来てもらい一緒に住んだのも良い思い出です。
人混みから離れた場所で、目の前にビーチがありました。
よくそのビーチで焼き芋を焼いて食べましたね。
キッチン付きのお家なのでなるべく自炊をし、野菜中心の食事を心がけました。
なにせゆいクリニックの先生に怒られちゃうから!(笑)
民泊に滞在した日数と費用
約1カ月滞在して、14万円くらいかかりました。
当時、久米島町から出産助成金が15万円支給されたので、これを充当しています。
2024年5月現在は、沖縄本島で出産した場合、出産助成金25万円が支給されることになっています^^
詳しくはこちらで紹介しているので、のぞいてみてくださいね。
陣痛から分娩はどのように進みましたか?
出産が近づくにつれ眠りが浅くなりますが、出産当日はなぜかよく眠れました。
カレンダーを見ると縁起の良い「8」の日付が目に飛び込んできたんです。
これは「今日だ!今日しかない!」と思いヒマシ油を飲むと、10分後にお通じがありそのまま陣痛へと進みました。
陣痛がすでに5分間隔のときにゆいクリニックへ行き、このときは「もう生まれる!」という感じがしていました。
こちらは陣痛中の写真ですが、まだ余裕がありましたね。
助産師さんに「もう踏ん張りたい」と伝えると、
「んー♪まぁ、まだまだゆっくりで大丈夫よー♪」と、私と赤ちゃん、院内の状況を見ながら声をかけ励まし促してくれました。
出産後に「実は混んでたの!」と教えてくれたことの優しさには感動しましたね。
ふた踏ん張りで生まれたのですが、3時間の超スピード安産でした。
時間を延ばさなければ1時間くらいで生まれたかもしれません。
記録していた動画を見返したらいきんでからなんと2分!
最近飼っている子ヤギが生まれましたが、ヤギより早かったんですよね。
飼っているママヤギとおんなじ体勢で生みました!そうそう、これこれ!(笑)
分娩後のお部屋での過ごし方
母子同室と入院部屋
産後約2時間は分娩室で過ごし、そのあと入院室へ移動して、すぐに赤ちゃんと母子同室になりました。
寝不足だったり、体がしんどかったりするときは、赤ちゃんを預かってくれると思います。
夫も上の子も一緒に泊まれたのはうれしかったです。
入院室はすべてが木づくりで、木のぬくもりが感じられ素敵な空間でした。
院内で使う洗剤はマグちゃん
産婦人科の院内で洗濯することができます。
洗濯洗剤は「マグちゃん」しか使ってはいけないと徹底されていたので、マグネシウムの力を利用したこの洗剤を使っていました。
匂いもなく、イオンのちからで洗濯できるんです。
つわりでケミカルな匂いに敏感な妊婦さんや、もともとナチュラルな洗剤を使いたいという人にとってはうれしい配慮ですよね。
入院中の食事は体に良く美味しい和食
入院中の食事は和食中心でいつもおいしかったです。
お祝い膳は”沖縄料理”で中身汁もついていたのはうれしかったですね。
ゆいクリニックの食事は添加物を極力使わない、県産・国産の食材を優先した料理を出してくれます。
揚げ物はなく、良質な油やグルテンフリーなどを意識されているのはうれしいポイントですね。
家族が付き添ってくれたので、「付き添い食」も出してもらえました。
母乳育児
おっぱいが張って痛いときは、冷やすために氷ではなくキャベツを持ってきて貼ってくれたことにはおどろきました。
おっぱいとブラジャーの間にキャベツを貼るなんて、初めての体験です。
しわっしわになるまで使いましたよ~
熱を持って炎症を起こしているので、冷やすと痛みが和らぎました。
先生から歌のプレゼント
出産を終えたママたちに先生が満面の笑みで歌ってくれる歌があります。
それが忘れられないので披露しますね。
♪大満足~大満足~人生最高大満足~大満足~人生最高~大満足~おめでとうございます♪
感極まって涙するママ、自分のお産が肯定できなかったけれど、それでもやっぱり出産できてよかったと思うママ…
私はフフッと笑ってしまいましたけどね^^
ゆいクリニックの出産費用
当時は出産育児一時金が42万円だったので、プラス約10万円くらいを支払いました。
家族の宿泊代金や、付き添い善も含まれていたと思います。
ゆいクリニックの出産費用(2024年5月現在)
初産婦 65万円前後
経産婦 60万円前後
※入院日数や処置内容によって異なる場合があります。
出産育児一時金50万円が受けられるので、差額で10~15万円前後を目安としてください。
変更することもあるので詳しくは、ゆいクリニックの診療料金をご確認ください。
ゆいクリニックが向いている人・向いていない人
食や健康にこだわり、添加物のない自然なものを普段から取り入れている人、
自然なお産がしたいという思いがある人は、ゆいクリニックでの出産に向いていると思います。
そういった基礎知識が少ない人や、「洗剤はこれが使いたい」などのこだわりがある人、
いわゆる普通の生活を送っている人にとったら、この産院の方針や考え方は理解しがたいかもしれないですね。
出産を控えている妊婦さん・ご家族へメッセージを
出産って不安ですよね。
家族ごと一緒に行けたらとても良いけれど、島に残る旦那さんやきょうだいは、仕事や保育園・学校があるので、なかなか行けないのが現実です。
赤ちゃんがたくさん生まれる島なので、妊婦さんにもっとやさしい町になることを心から願っています。
AOIFARMもえこさんの貴重な出産体験談をお話しいただきました。
1人目の出産の経験があった経産婦さんだからこそ、2人目は自分の想いを叶えられる産院を探し、めぐり合うことができたんですね。
これからも、もえこさんらしく素敵なママライフを送ってください^^
AOIFARMもえこさんのInstagramの紹介
AOIFARM(アオイファーム)
AOIFARMでは、沖縄の久米島に自生する月桃(ゲットウ)やアダンを山から採取し、乾燥させた後、一から手作業でアクセサリーや帽子を編んでいます。
オンラインショップはこちら→AOIFARM-products公式オンラインショップ
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ISLAND HONEY(アイランドハニー)
ISLAND HONEYでは、100%ナチュラルな久米島の生はちみつを作り販売しています。
在庫がない時期もあるので、お問い合わせください。
また、ミツバチが自宅や近所に巣をつくっていたら、駆除をせずにぜひこちらまでご連絡ください!
人と共生したがるかわいいミツバチたちを殺さずに、少しでも多くのミツバチを守りたいです。
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