こんにちは^^久米島移住5年目の亜美です!
今回は、久米島へ移住して5年目(私と一緒♡)になる志堅原 智子(しけんばる ともこ)さんにご協力いただき、妊娠から出産体験談、産後のことまでくわしくお話しを聞くことができました。
智子さんが選んだ病院は那覇市立病院。
智子さんが那覇市立病院を選んだ決め手や、宿泊先の情報、妊婦さんなら絶対に知っておきたいポイントまで教えてくれましたよ。
最後までぜひ読んでみてくださいね!
- 志堅原 智子(しけんばる ともこ)さん
- 30歳(2024年5月現在)
- 東京都出身
- 2020年に久米島へ移住(5年目)
- 2024年1月に洸(こう)くんを出産
- 午前中のみ仲地の「タビノネ学童」に洸くんを抱っこしながら出勤し、おやつ作りや事務をこなす、パワフルなシンママ
Contents
那覇市立病院を選んだ決め手を教えてください
ネットで検索して、分娩費用が安いのでここに決めました。
さらに空港からのアクセスも重要ポイントだったので、ゆいレールの駅から近いところを探し、ここにたどり着きました。
妊婦健診のときも、分娩時や入院の間も、看護師さん達がとても親身に接してくださり、手続きも手厚くフォローをしてくれました。
先生方も話しやすい雰囲気でしたよ^^
そして偶然のできごとなのですが、同じ時期に私の祖父が那覇市立病院に入院していたので、産後に赤ちゃんを会わせる事ができたんです!

そのことを考えると那覇市立病院を選んだのも、ただの偶然じゃなかったのかなぁと思います。
妊婦健診はどこへ通いましたか?
最初は公立久米島病院の妊婦健診に通っていました。
「34週(約9カ月)からは、できれば那覇市立病院で受けてください」と言われたこともあり、離島して那覇市立病院に通いました。
妊婦健診ではどんなことをしましたか?
公立久米島病院では、エコーで赤ちゃんの様子を見せてもらえるのですが、赤ちゃんの色々な部位を見られるのが楽しみでした。
顔が見えたときは感動ものでしたね^^
那覇市立病院ではドッドッドッと鳴る心音も聴かせてもらい、お腹の中で赤ちゃんが今、頑張って生きているんだなぁと思うと、もっと自分も頑張ろう!という気持ちになりました。
宿泊先はどこから情報を仕入れて、全部でいくらかかりましたか?

久米島町役場で紹介してもらい、南風原(はえばる)にある「がじゅまるの家」という施設を利用させていただきました。
こちらの施設は、基本的には南部こども医療センターに入院・通院する病児とその家族が利用できる施設です。
私は久米島病院で切迫早産気味の診断が出ていたこともあり、それを直接問い合わせると、「リスクのある妊婦さんならば」と利用させてもらうことができました。
なんと1人一泊1,500円で宿泊することができたので、経済的にかなり助かりました。
なんと、一人一泊1,500円で宿泊することができるんです。
私は1ヶ月と1週間滞在したので、合計で57,000円になりました。
おかげで経済的に非常に助かりました。
施設のスタッフさん達も温かい方たちばかりで、気遣っていただき、滞在中は不自由することはありませんでした。
クリスマス会などの季節イベントも実施していて、楽しく過ごすことができました。
長期滞在されている方もいたので、その方たちとお話しするのも楽しかったですね。
宿泊先から那覇市立病院まではどんな移動手段を使って何分かかりましたか?
宿泊先からバスとゆいレールを乗り継ぎ、30分ほどかかります。
最寄り駅の「首里駅」が少し遠かったので、駅まではバスを使っていましたが、天気が良くて元気なときは駅まで歩いていました。
ファミリーハウスがじゅまるの家を出発
↓徒歩3分
「県立医療センター東口」のバス停から乗車
↓バス8分(260円)
首里駅前のバス停で降車
↓徒歩1分
首里駅からゆいレールに乗車
↓ゆいレール4分・2駅(230円)
市立病院前駅で下車
移住者なら一度目を通しておくと安心かもしれませんね^^
陣痛〜分娩はどのように進んだ?ママサポートタクシーについて
前駆陣痛などが全くないまま予定日を過ぎ、少し不安になっていました。
予定日を過ぎた2日目の朝におしるしがあり「おっ!そろそろかなー?」と思っていたところ、14時頃からいよいよ陣痛が始まりました。
ご飯を食べたり準備をしたりしていたら、あっという間に7分間隔へ。
がじゅまるの家のスタッフさんが救急車を呼んでくださり、乗った時は割と元気だったので少し申し訳ない気持ちだったのですが、病院に着いて降りる頃には、もう歩けないほどでした。
子宮口を確認してもらうと5センチで、あともう少しかかりそうだね〜ということで、分娩室近くの部屋で待機になりました。
そこから1時間しないほどで子宮口は9センチに!すぐに分娩室へ移動します。
でもそこからが長かったんです…
陣痛が来るたびに3時間、抱えてくれてる看護師さんの耳元で痛みのあまり叫んでしまいました。
分娩を振り返ると、かなりうるさかったのでは?と思います(;’∀’)
安産教室をしっかり受けておけば良かったと後悔しました。
うまくいきみきれずに最後は吸引での分娩になりましたが、つきっきりで励ましてくれたり、とにかく褒めてくれたりする看護師さんたちに勇気づけられながら頑張りました。
那覇市立病院では「安産教室」というものがあって、QRコードを共有してくれるのでzoomで観られるようになっています。
これをちょっとでも観ておくと、いきみ方などの参考になると思います。
どんな状況で陣痛が始まるか予想できないですよね。
智子さんは、もともと陣痛タクシーに登録していましたが、この日は天気が悪く、登録先のタクシーが出払っていたこともあり、スタッフの方が救急車を呼んでくれることになりました。
タイミングよくタクシーがつかまるかもしれないので、予定日まで時間がある方は陣痛タクシーへの登録をおすすめします。
第一交通ママサポートタクシー:
0120-780-124(フリーダイヤル)
交通状況などでタクシーの到着が遅くなる可能性があったり、破水してしまった場合は迷わず救急車ですね。
ママタクシーはこちらのフォームから登録してみてください。もちろん登録は無料ですよ。
→第一交通ママタクシー(対象エリア:那覇市、沖縄市、浦添市、豊見城市)
<お問い合わせ先>
第一交通産業グループ ママサポート事務局
TEL:093-511-8830受付時間/8:30〜17:30(土日祝日除く)
分娩後、お部屋での過ごし方(入院中)

分娩後は赤ちゃんに初乳を飲ませました。
そのあと赤ちゃんは別室に移動し、私はそのまま分娩室で傷口の縫合をしました。
1時間ほど休んでから入院部屋に移動しましたが、初めての体験で興奮していたせいか、テンションが高くて看護師さんにたくさん話しかけていたのを覚えています(笑)
那覇市立病院は入院最終日のみ母子同室の予定でしたが、赤ちゃんは黄疸の数値が少し高かったため治療に入りました。
結局母子同室が行われないまま、1日入院を延長して退院となったんです。
授乳時以外は赤ちゃんを預かってもらっていたので、授乳の時間に会えるのが楽しみで仕方ありませんでした。
授乳の時間には看護師さんが来てくれて、産後の気になることなどはその時間に聞くことができました。
お部屋は2人部屋で、他の方が入院していないときは1人で過ごせる日も数日あって、ゆっくり体を休めることができました。
産後5日目にお祝い御膳も出してもらえましたよ。

産院での出産費用はいくらかかった?
吸引分娩は保険が適用されるため分娩費用は約30万円と、かなり安く済みました。
ただ吸引分娩はママにも赤ちゃんにもリスクがあるので、しないに越したことはないですよね。
やっぱり安産教室を受けましょう(笑)
詳しい料金は、那覇市立病院のホームページを確認してみてくださいね。
産後何日で久米島へ戻った?

産後9日目に飛行機で久米島に戻りました。
私の退院日の翌日に赤ちゃんが退院し、更にその翌日に帰島という流れです。
当初は退院してその日に帰るつもりだったのですが、新生児が飛行機に乗れるのが8日目からと言うことを知ったのが離島後だったため、赤ちゃんの着替えなどをあまり持ってきていなくて焦りました。
困ったときに、久米島の保健士さんに相談し、宿泊先の近くでたまたま保健士さんたちの研修が行われていたため、赤ちゃんの着替えやオムツなど必要なものを持ってきてくれたんです。
誰でも支援が受けられるとは限りませんが、困ったときはぜひ相談してみてください。

こうして振り返ると本当に色んな方に支えられた出産でしたね。
関わっていただいた皆様に感謝しかありません( ;∀;)
これから出産を控えている人へメッセージを!

出産ってほんとにすごいことだな、と自分が経験して改めて思いました。
世のお母様たちに尊敬の念が湧きますし、子どもたちはもう、そこにいるだけで尊いです(笑)
いま妊娠中の方は、母子共に無事である事を最優先にしてください。
そして妊娠中も出産後も体をいたわりながら、今しかない時期を楽しんでもらえたら良いなと思います。

智子さんは、小さな洸(こう)くんを抱っこしながら、一緒に「タビノネ学童」で働いています。
こんな風に赤ちゃんと一緒に出勤できる職場が、久米島にもっと増えたらうれしいですね。
たくさんの情報を教えてくれた智子さんに感謝です^^
ありがとうございました!