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妊娠・出産

沖縄【バークレーレディースクリニック】宮里 智子さんの妊娠・出産体験談

現役助産師でもあり、二児のママでもある宮里 智子(みやざと ともこ)さんが、妊娠・出産体験談を公表してくれました。

助産師として妊婦さんや赤ちゃんを支える側の立場と、実際に出産を経験した母としての両方の気持ちを知っているからこそ、妊婦さんの大変さやよろこびも理解してくれます。

現在、ご自身で出張助産院 フルーツキャラメルを起業していて、妊娠から産後まで手厚く相談にのってくれるので、妊婦さんにとっても頼りになる存在です。

今回は、2人目のお子さんの体験談を教えてくれたので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

宮里 智子さんプロフィール

宮里 智子(みやざと ともこ)さん

  • 2021年4月に夫の転勤のために家族で転入(任期3年のため2024年度末に転出予定)
  • 2009年 娘を出産
  • 2018年 息子を出産
  • 家族構成 夫、私、娘、息子犬3匹
  • 勤務先 久米島町役場、出張助産院フルーツキャラメル)

出産した産婦人科はどこですか?

息子の出産は、浦添市にあるバークレーレディースクリニックです。

ホームページ→バークレーレディースクリニックHP

Instagram→バークレーレディースクリニックInstagram

バークレーレディースクリニックを選んだ決め手は?

バークレーレディースクリニックは私の職場でした。

信頼できる先生、先輩、後輩、同僚とともに、安心して出産と産後の入院期間を過ごしたかったので、迷わずこちらで出産をすることを決めました。

妊婦健診はどこに通っていましたか?

私は不妊症と不育症を経験しました。

不妊症はよく耳にするかもしれませんが、不育症という言葉はあまり聞くことがないかもしれないですね。

不育症とは妊娠はするのですが、流産や死産を2回以上繰り返してしまい、赤ちゃんが育たない状態を指します。

夫は私の話をよく聞いてくれて、寄り添ってくれました。

上の子と犬たちがそばにいてくれたおかげで、悲しい気持ちをどうにか紛らわすことができていたような気がします。

当時は今ほどSNSの交流が活発ではありませんでしたが、自分と同じような境遇(不育症)の方のブログを見つけ読んだり、情報収集をしたりしていました。

治療については、まずウィメンズクリニック糸数で治療を受け、その後32週までは琉大病院で妊婦健診を受けて、34週からバークレーレディースクリニックに通いました。

治療の流れ

ウィメンズクリニック糸数では、妊娠に至るまでの治療を行い、妊娠が確認されたため、その後の不育症の治療と健診については琉大病院で行うように指示があったんです。

不育症の治療がひと段落したタイミングで、当時働いていた病院へ自分で転院希望を出して転院することができました。

「妊娠ができて、妊娠を継続し、無事に出産することができるのであれば、どこの病院でもいい!」という思いがあったため、転院する過程が特に大変だなぁとは思っていなかったんですね。

先生が代わるということはメリットとデメリットがありますが、当時は何よりも安心・安全を第一に考えていました。

妊婦健診はどんなことをしましたか?

琉大病院では4Dエコーがあり、リアルなお腹の中の子を丁寧に見てもらっていました。

妊婦健診の楽しみはやっぱりエコーを見ることですよね。

大きくなってるかなー?今日はどんな体勢してるかなー?とワクワクドキドキしていました。

健診は私1人で受けていたので、家族には携帯で撮った動画を見せていました。

お姉ちゃんは、待ち遠しくてたまらない様子で、いつも嬉しそうに話を聞いてくれていました。

バークレーレディースクリニックまでの移動手段

当時は沖縄本島にすんでいたため、自宅から車で10分〜15分ほどでした。

健診へは自分で運転して行っていましたね。

陣痛〜分娩はどのように進みましたか?

23時半頃、眠ろうとした時に破水感(何か漏れ出た感覚)があり、トイレに行くと水っぽい出血がありました。

出血量は2✖️2センチ程度の少量でしたが、みずみずしい感じでした。

おしるしは血のみですが、破水は水っぽいんです。

私の破水は出血も混ざっていたのでわかりにくかったのですが、一瞬流れるような感覚があったので破水だろうと確信した感じです。

その後ナプキンは当てていましたが、羊水がジャバジャバでることはなかったです。

「これは、破水だ!」と思ったので産院に電話をしたらすぐに来るように言われました。

入院準備はしていたので、夫と8歳の娘に声をかけて、夫の運転で産院へ車で向かいました。

夜だったので10分もかからず、0時頃には到着したかと思います。

破水と同時に陣痛も始まっていて、産院に着く頃には陣痛がくるとスタスタ歩けないほどの痛みになっていたので、エレベーターで5階にある産院へあがりました。

(母親学級では、余裕があれば陣痛があってもお産をすすめるために5階まで階段を使うように話していました

自分の職場なので、スタッフ達から「お待ちしてましたー!」、

先輩助産師さんからは「私の時に来ると思っていたよ」と歓迎されたのを覚えています。

入院時の診察で破水しているということ、その時点で子宮口は4センチと言われました。

破水していた場合、赤ちゃんへの感染予防のために抗生物質の点滴を行います。

待機室で抗生剤の点滴をしてもらいながら、お腹にセンサーをつけて赤ちゃんの心拍数や子宮の収縮状態をモニターしていました。

陣痛間隔は5分くらいだったかと思います。

痛みに耐えながらもまだ余裕があり、分娩まではまだ時間がかかりそうだと思っていたので、夫と娘は体力温存のために「入院部屋で寝ててねー」と部屋へ行かせました。

しかし、あれよあれよと痛みが強くなり、モニター上の赤ちゃんの心音が不安定になっていたので、先輩助産師さんの提案もあり早めに分娩室に入室しました。

1時半頃だったので破水してから2時間が経過していました。

「胎児心音が不安定だから、お産をすすめよう」と言われて、私も了承しました。

寝ている夫と娘を呼んできてもらい、先生、助産師さんにしたがい、イキミ感はまだなかったけれど、陣痛に合わせてイキんでいきました。

心音が落ちてきたため、早めに赤ちゃんを出す方がいい」ということで、会陰切開をしてもらい、無事に息子が生まれました。

心音が落ちた原因はおへそが息子の首に2回巻いていた事でした。(分娩あるあるで珍しいことではありませんが、心音低下時間が長ければ赤ちゃんの負担になるので、帝王切開や吸引分娩になることもあります)

産まれてからは元気に泣いてくれて、へその緒カットは夫が希望してやってくれました。

その後すぐに私の胸元に乗せてくれて、カンガルー抱っこをさせてもらいましたよ。

息子の体重を測る時は、娘も一緒に参加させてもらえてうれしそうだったのが印象的です。

分娩時間は2時間半とスピード出産でした。

お姉ちゃんの時は、初めての出産でわからないことだらけでいつまで続くのだろう…と不安いっぱいでした。

当時は助産師免許をまだ持っていなかったんです。

息子の出産は楽ではなかったけれど、信頼できる先生・助産師さん・看護師さんが声をかけてくれて心強かったです。

いつもは赤ちゃんをとりあげる側の助産師ですが、実際に出産する側となり、わが子が生まれてきてくれた瞬間に思ったことは

「無事に産まれてきてくれてよかったーーーー!!!!」が第一で、その後、「私、頑張った!!」という気持ちでした😊

みんなと同じですね。

分娩後、入院中のお部屋での過ごし方

分娩後は私と息子の状態が落ち着いたタイミングで、私の希望で母子同室をさせてもらいました。

出産が夜中だったので、当日のお昼頃からです。

その後、のんびり授乳しながら過ごしましたが、息子が産まれてから1回もおしっこが出なくて、生後2日目にNICUのある琉大病院へ新生児搬送になりました。

私は出産した病院で過ごし、息子はNICUで入院と母子分離の状態になりました。

面会には行けるので、産院から毎日面会に行っていました。

産後の貧血はありましたが、傷の痛みや後陣痛はほぼなくて、元気な産婦でした。

面会以外は産院で搾乳したり、スタッフ達とおしゃべりをして過ごしていましたよ。

私は産後4日目に退院して、息子は一時的なものでおしっこもでるようになっていたのを確認して、生後5日目には退院することができました。

産院での出産費用はいくらかかりましたか?

バークレーレディースクリニックでの出産費用は、私の入院費がカバーされたので、いくらかお釣りがあったと思います。

息子のNICU入院費用は(こども医療費助成制度で入院費は負担軽減があったけれど、自費診療になる費用がありました)、少し手元に残ったくらいだったかと思います。

これから出産を控えている人へメッセージを!

久米島の妊婦さんは島から離れての出産になること、上の子や家族と離れてしまうことなど大変なことも多いけれど、

出産という大イベントをどうにか乗り切って欲しいです。

また、パパたちには臨月のママの大変さを身近で見ることはできない分、大変さはわからない部分が多いかと思いますが、ママはとても頑張っています。

帰島した際には、たくさんねぎらって手伝って欲しいです‼︎

私も2024年3月末までは久米島で働いているので、どんなことでも相談してください^^

DMも大歓迎です!

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子育て支援センターにじのひろばにも、月に1回「助産師の日」にイベントを開催しています。

私が担当しているので、ぜひそこでもお話しましょう!

お気軽に足を運んでみてくださいね。

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