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島人インタビュー

久米島『よんなあ教室』不登校・登校しぶりサポートで心を元気にしたい

こんにちは!

久米島移住4年目を迎えました、むっちゃんです^^

今って、大人だけではなく子供もストレスを抱えていて、さまざまな悩みや不安な思いを誰にも打ち明けられず学校に行くことが辛くなり、不登校や登校しぶりになる子供達が全国的に増えているんですよね。

ここ久米島町においても、不登校や登校しぶりになっているケースは少なからずありますが、久米島町では、誰ひとり取り残されることがないようにと

令和5年度より『よんなあ教室』という子供たちの居場所を作ってくれたんです!

そこで今回は、久米島町に新設された『よんなあ教室』について

・どんな子どもが利用できるのか

・実際に教室ではどんなことを行うのか

・よんなあ教室の場所や利用時間

・安心して通室できるメリット

などの内容を『よんなあ教室』で働く元高校教師の及部快季(およべ はるき)さんにインタビューしてきましたよ。

実際に毎日、子供たちと接している及部快季さんだからわかる『よんなあ教室』のリアルを聞いてきましたので、最後まで是非、読んでみてくださいね!

それでは、いってみましょ~

 

よんなあ教室とは!?

久米島町が運営する『よんなあ教室』って、どんなところなんでしょうか。

久米島町が作成している案内チラシによると、『よんなあ教室』とは、久米島町の小中学校に在籍する児童・生徒を対象に、不登校・登校しぶりの子どもたちの学校復帰と社会的自立をサポートする施設で、

  • さまざまな体験活動を通して人との触れ合いを大切にし、自立支援を図る。
  • 基本的な生活習慣や学習などについての意欲回復を図る。
  • 一人一人に合った支援を行いながら、学校生活への復帰を支援する。

といった支援を行うことで、学校復帰や社会的自立に繋げて行くための教室なんです。

どんな子どもが利用できるの?

『よんなあ教室』を利用できるのは、

不登校や登校しぶりなどがあり、学校復帰が難しい児童生徒や家庭以外で安心できる居場所を必要としている小学校・中学校の児童生徒です。

利用する場合は、保護者から現在、通っている学校に申し出をして、学校や教育委員会と話し合ったうえで決定しますが

あくまでも、児童本人が教室を利用したいと、利用を承諾していることが条件となるようです。

むっちゃん
むっちゃん
  当たり前のことかもしれませんが、不安や悩みを抱えているお子さんの気持が一番大切ということですよね。

よんなあ教室の利用時間・通室時の服装は?

『よんなあ教室』の利用時間と児童生徒が通室時の服装は以下の通りです。

★『よんなあ教室』利用時間☆

☆9時~9時30分までに通室。

☆10時10分〜12時まで午前の活動時間。

☆12時~13時40分まで昼食&よんなあタイム(リラックスする時間)

☆13時40分から14時30分までが午後の活動時間。

☆14時30分から14時40分で1日のふり返り

☆~15時までに下校

服装は原則、学校の体操服で通室します。(小学生は私服、中学生は体操服)

むっちゃん
むっちゃん
全体的にゆとりを持った時間設定になっているのは、子供たちが焦ることなく活動できるような配慮がなされているんですね^^

よんなあ教室では何をするの?

ここからは、及部快さんに質問しながら、実際に『よんなあ教室』でどのようなことをしているのか、具体的に聞いていきたいと思います。

どのようにして学習しているのか(個別活動とは)

むっちゃん
むっちゃん
よんなあ教室では、小学校から中学校までの学校に行くことへの不安がある児童生徒が通室していると思いますが、勉強はどんな風に行っているんですか?

及部さん
及部さん
よんなあ教室では、個別活動とグループ活動というふたつの活動を行っていて、個別活動では、こちらに通室している子どもたちが、基本的には自分で今日は何をするのか計画を立てて学習してもらっています。

及部さん
及部さん
具体的には、読書したり、学校の宿題や苦手な教科に取り組んでいますね。また、人とのかかわりも大切にしているので、みんなで外で身体を動かしたり、ドライブに行ったりもしています。自分のやりたいことをやる中で、「このよんなあ教室では、自分らしくいれる」と思ってもらえることをまずは第一に取り組んでいます。なので、基本的にこちらから指示して何かを行うってことはないんですよね^^

むっちゃん
むっちゃん
そうなんですね!あくまでも、本人が考えて決めているんですね。見守りながら、必要に応じて支援する感じですか^^

及部さん
及部さん
そうです!僕たちが行っているのは、傾聴と見守り、寄り添いながら支援し続け、心のエネルギーが回復するのを「待つ」ことなんです。

むっちゃん
むっちゃん
なるほど。でも、何もやることがないとか、わからないといった子供もいそうですよね?

及部さん
及部さん
そういう子供もいますね^^その場合は、見守りつつ本人が好きそうなものを提案するようにはしています。ただ、最終的には「自己決定」ができるようにあくまでもサポーターとしての役割に徹します。何かを自分で決めて道を切り開いていく力は、社会に出てからとても大切な力だと思うので、少しでもそういう力が身につけられるような環境を提示できるようにしています。

むっちゃん
むっちゃん
一人ひとりに合わせた対応をしてくれると、子供たちもリラックスしてやりたいことができて、気持ちに余裕が生まれそうですね!

どのように学習しているのか(グループ活動)

むっちゃん
むっちゃん
グループ活動は、どんな活動なんですか?

及部さん
及部さん
グループ活動では、子供たちの様子に合わせて外に出て、一緒にパークゴルフやモルックで遊んだり、ドライブに行くこともありますね。子どもたちで企画して、クリスマス会もやりましたが、とても楽しそうに活動していました。

むっちゃん
むっちゃん
パークゴルフとかモルックをみんなで遊ぶの楽しそうですね^^外に出ない子供たちも誘ったりするんですか?

及部さん
及部さん
『外に行くけど、一緒に行く?』と声をかけたりはしますけど、無理強いはしないですね。あくまでも自分で決めてもらっています。

『よんなあ教室』で一番大切にしているのは心を元気にすること

不登校や登校しぶりになると、自宅に引きこもったり、人との関わりがどうしても少なくなっていきがちですよね。

『よんなあ教室』では、さまざまな体験活動を通して、人とふれあうことで、少しずつ心が元気になったらいいなと思って支援しているそうです。

及部さん
及部さん
勉強はもちろん大事なんですけど、心を元気にすることの方が、もっともっと大事だと思っています。心が元気になれば、やれることも増え、自分に自信がもてるようになっていきます。そうすると、自然と学校にも目が向くようになっていきます。ただ、通室する子供たちは「よんなあ教室に来てるから学校はいいや」とは、思っていません。

及部さん
及部さん
どこかで学校に行きたいという思いをもっていますが、そうなるまでには、心のエネルギーを溜めることが一番大切になってくるんですよね。ですから、そのエネルギーを溜めることがまさに、「よんなあ教室」の役目だと思っています。エネルギーが溜まれば、自然と子どもたち自身が、自分で考え次のステップに踏み出していけるはずです。

むっちゃん
むっちゃん
学校復帰だけではなく、自分ひとりでも生きていける様に保護者、学校の先生と連携を取りながら支援しているんですね^^学校との懸け橋となる場所、それが『よんなあ教室』といえそうです。

よんなあ教室に通室しても出席扱いされる

学校外での活動になりますが、『よんなあ教室』に通った日は、学校に登校した日と同じように出席となります。

学校に在籍したまま『よんなあ教室』に通室することができ、しかも学校も出席扱いとなりますから、まさに久米島町がかかげている『久米島の子供たちを、だれひとり取り残さないための居場所』ということになりますね。

また『よんなあ教室』での日々の様子は、教室で支援をする先生たちが記録していて、学校と情報共有していますから、学校復帰時に教室でどのように過ごしていたか分かってくれているので、復帰に際しても安心ですね。

『よんなあ』ってどんな意味?

「よんなあ」 は方言で、「(よ) 寄りそ いながら、(ん) 小休止(一息つきながら)、(な) なかまと一 緒に、(あ) あゆんで行こう」 の意味があるそうです。

及部快さんの話しにもあったように、ゆったりとした時間のなかで、あくまで本人の意思を尊重できるように近くで寄り添いながら、通室する仲間やスタッフのみんなと一緒に、誰ひとり取り残すことなく、歩んでいく日々の様子がそのまま投影されたすてきなネーミングですよね。

よんなあ教室の場所・お問い合わせ先

久米島町が運営する『よんなあ教室』では、随時見学希望を受付けていますが、気になる方は、まずは在籍校に連絡をしてみてください。

『よんなあ教室』

場所:久米島町字儀間5番地、久米島中学校跡地3階(運動施設SMAPの上)

開所時間:9:00~15:00

電話:098-851-7889

その他の問い合わせ 

  • 教育委員会:098-985-2287
  • 所属する各小・中学校

今回、『よんなあ教室』の記事作成にあたり、及部さんをはじめ、教室のスタッフの皆さまや教育委員会の方々には、ご多忙中にも関わらずご対応いただき、まことにありがとうございました。

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