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島人インタビュー

就労継続支援B型『未来サポートステーション球美』は離島のモデルケース

こんにちは!

久米島移住5年目を迎えたむっちゃんです(^^)

突然ですが、就労継続支援事業所って知ってますか?

簡単に言うと、障がいがある人が一般就職を目指して頑張っていたり、一般就職が難しい人たちでも、その人その人にあったスタイルで働ける施設なんです。

介護業界で10年以上のキャリアがある僕でも、名前を聞いたことがあるくらいの知識だったので、福祉に馴染みのない人だったら、就労継続支援B型には、どんな人たちが働いていて、どんな仕事をしているのかとか知らないことが多いのではないでしょうか。

そこで今回は、久米島に唯一ある就労継続支援B型事業所『未来サポートステーション球美(ミライサポートステーションクミ)』を運営している『株式会社 未来ステーション久米島』の代表取締役社長である日高悠平(ひだかゆうへい)さんに

・就労継続支援B型事業所ってどんなところなのか

・就労継続支援B型を始めようと思ったきっかけは?

・離島のモデルケース『未来サポートステーション球美』の特徴とは

などについて、お聞きしてきました^^

また、今後やろうと思っている事なども教えていただきましたので、最後まで是非、読んでみてくださいね。

それでは、いってみましょ〜

はい!『未来ステーション久米島』日高です~

日高悠平さんプロフィール

名前 日高悠平(ひだか ゆうへい)

出身地 久米島町字儀間

年齢 38歳

趣味  YouTube鑑賞、ジモティー、let it be

久米島出身の悠平さんは、高校卒業後に沖縄本島の大学へ行き、そのまま本島の不動産会社に就職。その後、3年間本島で働いたのち、島に戻り父親の食品加工事業を引き継ぎ、自身でも『株式会社 未来ステーション久米島』を立ち上げ、

就労継続支援B型事業所『未来サポートステーション球美』やグループホーム『いちゃりばちょーでー』の運営も始めたんだそうです。(グループホームは令和6年3月をもって譲渡)

現在は悠平さんの弟である『合同会社 球美商事』の日高洋次郎さんが取引している、島内のホテルや飲食店、給食センターや小中学校などで使う野菜を、『未来サポートステーション球美』で働く利用者さんたちに選別や仕分け作業として取り組んでもらっています。

作業を通して、障がいがあっても社会と繋がり、島に貢献できることが、利用者さんたちに自信をあたえているように感じます。

むっちゃん
むっちゃん
就労作業をしている利用者さんが、生産者と消費者の懸け橋となり、今やお互いにとっても、久米島にとっても、なくてはならない関係になっているなんて素敵すぎますね(^^)

それにしても・・・趣味が、ジモティーも気になりますが、趣味『Let it be』って、どういうことなんでしょ(笑)

そもそも就労継続支援B型事業所ってどんなところなの?

そもそも就労継続支援B型事業所って、どんなところなのでしょうか。

ご存じない人もいると思いますので、就労継続支援B型とはどんなところなのかをみていきましょう。

就労継続支援B型とは、一般就職が難しいと感じる人が利用できる障害福祉サービスで、スタッフのサポートを受けながら、自分のペースに合わせて無理なく仕事が出来る施設です。

就労利用することで、働くことの楽しさや自分に自信がついたり、他者と関わりコミュニケーションをとることで精神的な安定にも繋がっていきます。

就労利用する障がい者は、自宅や病院以外に居場所がなかったり、活動範囲が限られているケースも多いので、

就労施設が新たな居場所になったり、働くことで他者と関わりコミュニケーションをとる機会が増えていくので、精神の安定や生活リズムを整えることにも役立つといえそうです。

就労継続支援B型の利用条件・年齢制限や利用期間について

基本的に障害者手帳があればどなたでも利用することが出来ますが、手帳がなくても、精神障害の場合、医師の診断書があれば利用できます。(詳細は、島内の社会福祉協議会または、『相談支援事業所こすもす』にお問い合わせください)

一般就職では雇用契約を結びますが、就労継続支援B型では、雇用契約ではなく利用契約を結びます。そのため給与ではなく、作業工賃としてお金が支給されますよ。

また、利用期間に制限はなく、年齢についても18歳以上という年齢制限はありますが、上限はないため60歳を超えて利用される方もいます。

作業内容は事業所によってさまざまで、パソコンによるデータ入力、書類整理や工場内での作業、手工芸品製作などがあります。

就労継続支援B型は、基本的に就職を目指さずに事業所内での仕事に取り組むことが主体であるため、一般企業で働くことを希望する場合は別のサービス(例えば就労移行支援)や、就労継続支援A型で一般企業を目指して働くことも出来るようです。

ですが、久米島には就労継続支援B型しかないため、一般企業を目標にしている人もB型で一緒に働いています。

むっちゃん
むっちゃん
自宅に引きこもり気味だった人が、就労を利用することで社会と繋がり自分に自信が持てるようになり、新たな居場所にもなりうる。久米島唯一の就労継続支援B型は、なくてはならない事業所であるといえそうです。

久米島で就労継続支援事業所を始めたきっかけ

むっちゃん
むっちゃん
なぜ、久米島で就労継続支援B型事業所を始めようと思ったのでしょうか。きっかけを教えてください^^
悠平さん
悠平さん
かれこれ10年は経ちますが、父親から食品加工事業を引き継ぎ仕事をしていた当時、農家さんが処理に困っていたゴーヤのC品を買い取って、2か月で50トン加工していて(ワタを取り乾燥させて大きな企業に出していた)、同じ時期にもずくの加工も20トンやってまして・・・(苦笑)
むっちゃん
むっちゃん
トン数が多すぎて全くピンとこないですが、かなり無理がある感じなのは何となく伝わってきました。絶対に終わらないですよね?
悠平さん
悠平さん
そうなんです。スタッフと夜中までやっても終わらなくて、ゴーヤが傷んできてしまって・・・。
むっちゃん
むっちゃん
うわぁ~予想はしていましたが、やっぱりな感じです。それでどうしたんですか?
悠平さん
悠平さん
それで、地域の人や久米島の社会福祉 協議会が運営していた障害者支援施設の曙作業所 (現・地域活動支援センター「さくら」)にお願いしたんです。そうしたら、この量をキレイに処理してくれたんです
むっちゃん
むっちゃん
すごいですね!でも、なんだか今の就労支援事業所でやっていることと似ている感じがしますね。
悠平さん
悠平さん
まさにです。今まで自分たちの中でだけでやって、処理できなかったものが、役割分担・分業したらうまく回ったことがヒントになった感じですそれで、障害者の就労支援を立ち上げました。作業は、一次産業の物や規格外の物などを、生産者から買い取って、就労支援のメンバーで一次加工して付加価値をつけ出すという取り組みでスタートしました

支援するというより助けてもらおうと思って始めたと、笑いながら語る悠平社長ですが、『未来サポートステーション球美』で作業している人たちと一緒にいると、

『ほんとに障がいがあるのかな?』

と思ってしまうくらい、楽しくて気持ちのいいひとばかりなのですが、

これって、支援しているというよりも、一緒に協力して作業して助けてもらっているという感覚が、悠平社長や働くスタッフにも強いからかもしれませんね。

未来サポートステーション球美の特徴は?

日本各地にある就労継続支援B型事業所と比べて、地域社会との繋がりが強い離島のモデルケースと呼ぶにふさわしい『未来サポートステーション球美』の特徴についてお聞きしましたよ。

①jiro青果が島内各所に配達する野菜の選別、仕分け作業

まず一つ目は、日高悠平社長の弟である日高洋次郎(ひだかようじろう)さんの会社、jiro青果(合同会社 球美商事)が取引している島内のホテルや保育所、給食センター、飲食店等へ配達している野菜の選別や仕分け作業を就労利用しているみんなで行っていることです。

離島である久米島は輸送にお金がかかる為、お米や野菜、肉などの物価が高くなりがちですが、大量仕入れでコストを下げた野菜を、就労継続支援B型の利用者さんたちの能力をうまく活かすことで、ホテルや飲食店、スーパーなどに価格を下げることに繋がっています。

むっちゃん
むっちゃん
利用者さんが選別作業している物には、ヒゲ取りもやしや、ムキニンニクなど島内で人気の商品もあるんですが、これはもう、久米島の食を支える一端を担っていると言っても大袈裟ではないですね^^

さまざまな事情により、自宅から外に出ることが減り、社会との繋がりがなかった利用者さんたちが、就労を利用することで地域社会と繋がり、社会貢献にもなっています。

都会と違い、地域との距離感が近い島ならではの環境だからできることだと思いますが、

保育所や学校の子供たち、誰もが知っている飲食店で、自分たちが選別・仕分けした野菜が調理され提供されているので、就労の利用者さんたちの仕事に対するやりがいや生きがいにも繋がっているようです

②島内企業での作業もある?やりがいのある施設外就労とは

むっちゃん
むっちゃん
未来サポートステーション球美では、事業所内での作業の他に、島内企業様の元で施設外就労として作業を行っている利用者さんもいるんですよね?
悠平さん
悠平さん
はい。就労施設内の作業よりも、外での作業が向いている利用者さんがいたので探していたところ、㈱スイートフーズ様が受け入れてくれて、畑で紅芋の収穫作業などが出来ることになったんです。
むっちゃん
むっちゃん
施設外で受け入れてくれる企業があるなんて素敵ですね。
悠平さん
悠平さん
ホントに有難いことです。一般就労される社員さんと一緒に作業を行うので、利用者さんの満足度も高く、その表情からは自信とヤル気が伝わってきました^^

他にも島内企業様で、作業を行う計画もあるそうですが、積極的に障がいをもった人を雇い作業させてくれる場所があるのは、島内に就労施設がひとつしかないだけに有難いことですよね(^^)

③ひとりひとりにあった作業をヒヤリングしながら提供している

野菜選別作業が基本的なベースではありますが、野菜選別や畑などの外作業が苦手な利用者さんへは、パソコンを使った作業や折り紙を使った作業を提案したり、株式会社未来ステーション久米島が運営している『うまんちゅ自販機』の補充作業を職員と一緒に行ってもらうなどしています

もちろん全ての利用者さんに、好きなこと、やりたいことを作業にしてもらうのは難しいですが、ひとりひとりヒヤリングして、これなら出来そうと思える作業を提案したり、作ったりしたものを本人が納得したうえで、チャレンジしてもらっていることも特徴の一つといえそうです。

④未来サポートステーション球美の就労工賃は全国平均のはるか上!?

ここまで、いくつかの特徴をみてきましたが、就労継続支援B型事業所である『未来サポートステーション球美』は、作業工賃が高いことも特徴の一つです

この工賃は、作業内容や仕事量に応じて異なりますが、厚生労働省「令和4年度工賃(賃金)の実績について」によると、令和4年度の全国月額平均工賃は、17,031円で時給に換算すると243円。また、沖縄県の令和4年度の月額平均工賃は、16,372円とあり年々増加傾向ですが

『未来サポートステーション球美』の令和4年度の平均月額工賃は約21,116円で、全国、沖縄県ともに平均を大きく上回っているんです!

そもそも就労継続支援B型の工賃は、雇用契約ではないので、労働基準法や最低賃金法の対象外で、低めに設定されているそうですが、

全国や沖縄県の平均よりも高い工賃をもらえることは、仕事に対してやりがい繋がりそうですよね(^^)

『未来サポートステーション球美』で今後やりたいこと

ジロー青果の野菜仕分け作業を行うことで、就労支援B型事業所『未来サポートステーション球美』がどんな場所なのか、久米島島内で少しずつ認知されてきています。

そんな『未来サポートステーション球美』で、今後やりたいことについてお聞きしました

悠平さん
悠平さん
実は近々、お互いの強みを活かした『未来サポートステーション球美✖︎ジロー青果』のコラボ商品の販売を計画しています

むっちゃん
むっちゃん
『未来サポートステーション球美✖︎ジロー青果』コラボ商品気になります~島民も購入できる何かってことですか?

悠平さん
悠平さん
そうです^^ きっと、島民の皆さんも喜んでくれると思うので楽しみにしていてください。

物価高な久米島にあって、お財布に優しくて誰もが喜ぶ商品のようなので楽しみに待ちましょう。

詳細がわかり次第、こちらのブログでお知らせしますね。

日高悠平さんにとって久米島とは!?

悠平さん
悠平さん
「資源の豊富な島」ですね。普通は「人・物・カネ」って言いますけど、久米島では「人・物・時間」なんです。
むっちゃん
むっちゃん
確かに『人・物・金』はよく聞きますけど、お金ではなくて時間なんですね。時間資源のところを具体的に教えてもらっても良いですか?
悠平さん
悠平さん
はい(^^) 時間というのは、『可処分時間』という意味なんですここが内地や那覇だとしたら、渋滞とか普通にあるじゃないですか?

悠平さん
悠平さん
例えば、通勤時間に電車で片道1時間半かかるとしたら、往復で3時間かかるけど、これが島なら、そんなことは無いので(笑)空いた3時間で副業がやりやすいとか、家族と過ごす時間が増えるとか、自由になる時間が島ならあるってことなんです!
むっちゃん
むっちゃん
なるほど。確かに内地にいた時は、15分で着く距離でも、渋滞で40分かかる毎日だったので、島ではそんなことはないですもんね(笑)
悠平さん
悠平さん
そうなんです。時間はたっぷりあるから、あとは『 Let it be(成り行きに任せて)』です。この島の資源を活用して「面 で動けば、みんなが総活躍できる可能性のある島」という思いは、事業立ち上げ時から今も変わることはないですね。

島の資源を無駄なく活用できる仕組みを、つくって行きたいとも話していた悠平社長。

就労という枠だけにとらわれないその想いをカタチにするべく、自分のもつ『人・物・時間』資源をフル活用し、今日もパワフルに行動しています。

久米島唯一の就労継続支援B型事業所『未来サポートステーション球美』を始めたきっかけや現在、そして、これからのことについてお聞きしてきましたが、

就労作業を通して社会と繋がり、島のためになれていることが、就労利用する利用者さんひとりひとりの自信や生きがいにもなっているんだと感じました。

 悠平さんの会社では、久米島唯一のアプリ『久米島うまんちゅナビ』も手掛けています。久米島で暮らす島民はもとより、観光やビジネスで久米島に来た際にも、とても役立つアプリなので、まだインストールしていないひとは無料アプリなので試してみて下さいね!

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『未来サポートステーション球美』情報

↑実はコチラの人気フォトスポットも就労メンバーが作ったものなんですよ!

 

運営会社:株式会社 未来ステーション久米島

住所:〒901-3131 沖縄県島尻郡久米島町字西銘1311-1

電話:098-985-5677

ホームページはコチラ

インスタグラムはコチラ

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